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遺品整理 の 今

遺品整理、と言われ、皆様どんなことを思い出されるでしょうか?

お葬式のあとから四十九日くらいまでにやる、片付けのこと? なんて思い出す方は、すでにどなたかを見送った経験をお持ちなのではないかと思います。そうした経験のない方であっても、テレビの特集やドラマなどの「遺品整理業」を、思い浮かべられるかもしれません。

遺品整理 とは、故人の持ち物であった、品物を整理して片付けることです。 遺品はいわゆる遺産の内でも動産など物品全般を指しますが、生前に使用していた生活雑貨や衣類・家具・家電製品などの古物としては財産価値の薄い物品も含まれます。 故人の遺品を遺族で分け合うことを形見分けと呼び、急な出来事の場合、あるいは借家や賃貸アパートなど賃貸住宅を明け渡さなくてはならないような場合は、葬儀などの法事が終わってから、直ちに遺品整理・処分にかかることが多い。 少し前までは通夜から葬儀、四十九日や納骨、といった、一連の「亡くなった方への供養」の中に、「形見分け」というかたちで含まれていました。

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厳密に時期が決まっていたわけではありませんが、誰かが亡くなったあとに遺されたものの中から、思い出の品や、ゆかりのある品などを、身内や、お世話になった人へ贈るという慣習があったのです。今でも故人に対する供養の一つとして、残されている地域もあります。 ここ数年、こうした「遺品整理」のあり方は大きく変わってきています。少子高齢化・核家族化を背景に、独居老人の孤独死が社会問題化し、離婚の増加、共働 きの一般化、単身赴任や独居老人の増加など、家庭のあり方が変化していく一方で、生活そのものが豊かになって、昔よりもたくさんのモノを持つようになった ことなど、遺品整理そのものが残された遺族の負担になっている様子がうかがわれるようになりました。 

とはいえ、廃棄されるゴミとして遺品を扱うことに抵抗がある遺族も少なくない様子も見られ、持ち家などでは故人の生活家財一切合財ごと不動産税を支払い続 ける人もおり、地方農村部や地方都市・古い住宅街では、そのようにして親族などで管理されている無人の家というのもしばしば見られる。ただ、無人の家は手 入れする者が居ないことで傷みが早まる傾向もあり、遺族が生活にひと段落付く法要のあとに整理業者に整理・廃棄を依頼するケースも近年増加しています。 現状では、血縁があっても、疎遠な関係の実の親子や、近隣に身内の全くいない場所で亡くなる高齢者など、昔では考えにくい状況が起こるようになってきています。「遺品整理」といっても、決して簡単なことではなくなるようになっているのです。

 

 

2014年7月23日ブログ

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